ギャラリーがらん日記 108
風がようやく柔らかくなりました。
今まさに桜満開。やがてもうすく散り始める前にと
その花々を見上げながら、いとおしむような気持ちで
西荻の街を歩きます。
桜を見上げると、なんだか少しほっとするから不思議ですね。
そうそう、春のニュースとしてはギャラリーがらん西荻の
ケータイ用HPが開設いたしました。
どうぞお気軽にアクセスしてみてください。
ケータイ用の簡易サイトが開けます。追って
上記URLのメインホームページにもケータイHP用の
QRコードを設置いたします。
さて、少しがらん周辺の花々をめぐる風景など・・。
先日、新宿はニコンサロンでの
筬島(おさじま)孝一写真展「記憶の中の今」へお邪魔しました。
筬島さんは地元九州大分にて、裏庭考現学と称し
かつては日本中にあふれていた懐かしい田舎の家屋の、
「裏庭」の点景を撮られている写真家です。
新宿ニコンサロンは新宿エルタワーの28階。
そんな都市の天空近い場所で、フロア全体を取り囲む裏庭たち。
圧巻です。30点ほどの裏庭はもう近郊ではなくなりかけた
日本人の本音の風景です。
使わなくなった洗濯機、ドラム缶、乗らないような自転車、
植物のない鉢植えの群れ、風呂桶、タライ、ゴミ袋、農具、
子供の遊具・・。その他使わなくなった様々なものたちが
雑草の囲むその場所に、捨てずに置かれて生み出された
空間、それが懐かしい裏庭です。
ひと目見てきれいとはとても言いがたい場所。
その雑草生い茂る細い通路に一陣の風が吹いて、
そこになびくその白い洗濯物が、一際まぶしく輝くのは
いったいなぜなんでしょう。そのまぶしさに理由を知りたくて、
僕はまたニコンサロンへと足をむけます。
「記憶の中の今」筬島孝一写真展は
4月6日新宿西口エルタワー28階にて夕方4時まで。
興味のある方はいかがですか。あなた「裏庭」を
見つけ出しすのも面白いのではないでしょうか。
すっかり過ごしやすい季節になって、
春の西荻的裏庭散策も、一興かも。まずはこんなかんじで
ブログにて西荻窪をサンサクしていただけでばうれしいかと
思います。花粉症はまだちょっとキビシイですけど、
目薬一滴、春のいざないに身をまかせませんか。
路地裏の風はやわらかくそよいでいます。
| 固定リンク
「中央線 西荻窪」カテゴリの記事
- ギャラリーがらん日記 385(2024.12.14)
- ギャラリーがらん日記 384(2024.12.08)
- ギャラリーがらん日記 383(2024.11.22)
- ギャラリーがらん日記 382(2024.11.08)
- ギャラリーがらん日記 381(2024.10.25)
「ギャラリー 展示」カテゴリの記事
- ギャラリーがらん日記 385(2024.12.14)
- ギャラリーがらん日記 384(2024.12.08)
- ギャラリーがらん日記 383(2024.11.22)
- ギャラリーがらん日記 382(2024.11.08)
- ギャラリーがらん日記 381(2024.10.25)
「西荻風景」カテゴリの記事
- ギャラリーがらん日記 385(2024.12.14)
- ギャラリーがらん日記 384(2024.12.08)
- ギャラリーがらん日記 383(2024.11.22)
- ギャラリーがらん日記 382(2024.11.08)
- ギャラリーがらん日記 381(2024.10.25)
「アート」カテゴリの記事
- ギャラリーがらん日記 385(2024.12.14)
- ギャラリーがらん日記 384(2024.12.08)
- ギャラリーがらん日記 383(2024.11.22)
- ギャラリーがらん日記 382(2024.11.08)
- ギャラリーがらん日記 381(2024.10.25)
「がらんの展示」カテゴリの記事
- ギャラリーがらん日記 385(2024.12.14)
- ギャラリーがらん日記 384(2024.12.08)
- ギャラリーがらん日記 383(2024.11.22)
- ギャラリーがらん日記 382(2024.11.08)
- ギャラリーがらん日記 381(2024.10.25)
コメント