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2008年10月 9日 (木)

ギャラリーがらん日記 87

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http://www.gallery-garan.com/

秋の雨が上がると、毎年のことですが

ある日突然キンモクセイの香りが西荻窪の街中を満たします。

そんな香りの中、ぶらぶら歩いていると、ふと気づいた張り紙。

うなぎの源内丑亭さんがビル解体工事のため移転、

とありました。

えーっ!?? そろそろ遅ればせの秋のうなぎを

食べようと思い勇んでいたからです。ショックでした。

なにやら、来年6月に南口マイロードの中に新店舗開店とか。

つまり、8ヶ月丑亭のうなぎはおあずけということ。

がーーんです。

ばたばたの9月で気がつきませんでした。がっくり。

それにしても、源内丑亭さんはあの店舗でなんと28年も

営業されてきたんですね。アタマ、下がります。

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というわけで、秋の味覚(個人的思い込み)をひとつズルッ

と逃してしまったし、仕事もヒマだし、

実家の草取り墓参りもかねて

木更津は金田まで車で出かけノリハゼを釣りにいきました。

東京湾アクアライン横断橋の下の小さい船溜まり。、

養殖こぼれの海苔や船底についたアオサをついばむ

ハゼを、ぽつぽつと拾うように釣る、のどかな釣りです。

夕暮れまでの結果は、

ほんのりと海苔の香りのするハゼは14尾、

黒鯛の子供であるチンチンが9尾、

スズキの子供のセイゴがひとつ、2時間半で水箱に。

西荻に戻って早速てんぷらの準備です。

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ハゼの天ぷらは、背開きして衣をつけ、ゴマ油をすこし

足してからっと揚げます。天つゆは濃い目で熱いうちに。

ほっこりと、甘く海苔のほのかな香り・・。焼酎はお湯割りで。

それから、ぜったい忘れてはいけないのが、ハゼの骨天。

これはひょっとしたら身よりも旨いかも。塩こしょうして

揚げますから、そのままでいけます。これにもお湯割りで。

うーーーん。表現がいと難しき旨さかな。

しかし、呑気にうかうかしていると、

さらっと家の者たちの胃に消えてゆくのです。

油断ならぬ旨さと言うべきでしょう。金田のハゼ恐るべし。

恐るべし犬は恐犬ボブ。

ちなみに、木更津金田の海苔は実に旨いことも

この場を持ってお伝えしておきましょう。

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そういえば、この秋、三人灯さんも三周年。

なにやらLIVEやらDISCOやらのイベントが催される

ようですね。あー・・そういえば三人灯のランチトマトパスタと

生ビールの組み合わせ、最強です。くーーーっ!!

マスターが目の前で注いでくれるあのクリーミーな泡の

グラス生。あれも、うまく表現できないな・・。いと難しき!

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それから、ひょっこり知り合いが西荻に現れましたんで、

まあ、突然だし、どこ行くか考えない時はとりあえず戎。

でもって戎さんは久しぶりでしたが、やっぱりうまいね。

カシラは塩、鳥皮はタレ、煮込み豆腐、ポテトサラダ、

ハムカツ。居酒屋系王道ラインナップです。

秋刀魚一本炭火焼き!隣りのオトーさんが食べてたの

じっと見ちゃいました。いい感じですね。

でも、カシラ、ほんと旨い。なにげなく、旨い。

それにしても風景がいい。

呑んでる目の前のシーンの移り変わりがなんともいい。

一杯ひっかけて帰ってゆく人々と、時の流れと・・。

ここは、まさに居酒屋。するとまた、外は雨。

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そして、また次の日は西荻の朝がきます。

キンモクセイの香りに誘われて、ふらふらと出歩けば、

西荻は、今日もうまいものだらけ。

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