ギャラリーがらん日記 85
「不思議をたどる」展 石井佳世子・イラスト&豆本展示
始まりました。一風変わった水彩イラストたちと、小さな書物。
描かれているのは意外な少女の内面、なのかもしれません。
このかそけきものと題した展示は
9月23日(火)から28日(日)まで。がらんにその内面を
ひっそりあらわにしております。詳しくはがらんHPにて。
ここでは、そのさわりなどを少しだけ。
お彼岸を迎え、世間は朝晩だいぶひんやりとして
秋はだいぶ深まってきました。さんまは豊漁とのこと。
空模様もすっかり秋。・・と今頃この夏の疲れが出たりしている
仕事先の人々もちらほら見かけます。
気温差からか、がらんオーナーもここ数日はくしゃみと
ハナミズが続いております。別に熱っぽくはないので
たぶんアレルギー反応かと思っていますが・・。そうそう、
先日の台風と夜中の雷鳴にはまいりました。
台風の方は、布団の中で眠っていてもココロがざわざわと
落ち着かないのです。たぶん、急激な気圧変化によるもの
なのでしょうね。本当に「ざわざわ」とはこれだなあと、
その理由も分らない怯えになんだか発見めいた気分にも
なったのです。人によっては南方海上に台風が発生した
時点でそのことを体が察知するそうですが、この頃の
天候はなにやら今までの自分の予想や経験を
裏切るようにも感じます。
歳をとって弱いところがあらわになってきた、ということなのか、
それとも気圧変化に体調が左右されやすくなったのか・・。
雷鳴も空の唸りのように聞こえるのは
ある種こちら、夏の疲れのせい、・・だけなのでしょうか?
ともあれ、少しはゆったりとしていただきたい秋の天候では
あります。すっかり涼しくなって野や川や海にでかけてゆくのは
よい季節ですね。家にとどまっているよりも、とりあえず
靴をはいて、外へと出て、なにか自分が普段関心のある
方向へのこのこ歩き出すのが、今まさにこのシーズン。
かく言うがらんオーナーも、こんなふうに
パソコンに向かっているのは、ほどほどに切り上げるべき
なのです!「いや、ホントにそうですよ」、
と、心地よさそうな日差しが、窓辺に戻ってきました。
日差しのありがたさを、ぼんやりとした視界の中に
感じながら、がらんの扉を開けることにします。
「不思議をたどる」展は今度の日曜日まで。そして、
今、若き陶芸家はきたるべき展示にむけ作品を焼き、
空間をデザインするムサビの有志たちは虚空にその
イメージを浮かび上がらせようとしています。
焼きしめられ、浮かび上がる場所は西荻路地裏・・・。
ということで
ぶらり散歩の気分で靴をはいて歩き出したた方々には
永遠の穏やかな日々でありますよう
祈るばかりのギャラリーがらん西荻です。秋晴れ。
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