ギャラリーがらん日記 73
梅雨本番さなか、ここ10日ばかりは様々なモノゴトをこなして
過ごしました。幸い、割りに涼しい日々が続いていて助かります。
20日、読売新聞の朝刊にて時川真一さんの紹介コラムなど
拝見。鯵の「なめろう」や「サンガ」について書かれていました。
あとで時川さんからがらんにメールがあって、「あの記事の中の
薬味の葱の量は大匙二分の一ではなくて、大匙二杯の誤りです」
とのお知らせがありました。がらんオーナーもたまに
「なめろう」はやります。確かに葱は多い方がおいしいです。
「たたき」と違うのは味噌をいれるところ。それから、結構よく叩く
ところ。沢山作って、余ったらフライパンに油をひいて、
まるでハンバーグを焼くように「サンガ」にします。がらんオーナー
の提案としましては、このなめろうを「サンガ」に焼く時、大葉に
挟むといいのです。そして、決して焼きすぎないこと。もともと
生で食べるものを焼くのですからさっと手際よく、そして
ほっこり火を通せれば傑作が生まれます。
でもね、なめろうの由来が「皿まで舐めろ」ですから、実際のところ
サンガ焼きまで残らないのが実情です。
なめろうはホント、ご飯に合いすぎ。お酒にも勿論合いますけど、
なめろはなんと言ってもご飯のおかず。
そう、千葉ではナメロっていうんですよ。
サンガは子供が奪い合い。目が血走る初夏のおいしさですねぇ・・。
ナメロ食べてーって思いながら、仕事をこなしつつ、
今田さんのがらん展「夏におはよう!」のDMを配りつつ送りつつ、
行ってきました渋谷AXにて、ジャパニーズJAZZファンクの雄、
「ソイル&ピンプセッションズ」ライヴツアー2008.
もう完全にリスナーはロックのりです。
正直言ってファンク、ではないですね。
インテンポのノンジャンル激ノリJAZZとでも言うべきでしょうか。
ファンキーなんだけど黒くはない。がらんオーナーの耳には
マイルス・デイビスがマイク・スターンを入れた時の感じのリズムで
「激しいハービーハンコックのヘッド・ハンターズ」っていうか・・そんな
懐かしいかんじがあります。黒っぽくないとこが今っぽい。
そういったリズムバンド的根本があって、ギターは一切存在なし、
ドラムスがハービー・メイスンばりにどかすかやりつつ
ピアノ、ウッドベースのアンサンブルが基礎を支えていて
管二発ペット&サックスとアジテーションが
ギンギンのテーマメロディでオーディエンスを引っ張ってゆく。
なんともイマドキの夏フェス向きです。音はふけてますが、
やってる人々は20代後半だっていうのだから驚きますね。
確かにその演奏的体力は聴いていて
「確かに若さとしか言い様がない!」というぐらい
圧倒的でありました。仕事の合い間でヒーヒー言ってるオヤジ
とは対照的なとびきり熱い夜でした・・・。情なや。
さてさて、ファンキィパフォーマンスの翌日は本多劇場にて
加藤健一事務所のお芝居でした。これについてはまた後日。
そんなこんなとナメロも食えずロックな夜を通過しつつDM配りつつ
仕事をしていると7月18日より3日間西荻窪ギャラリーがらんにて
英国アンティークボタンの展示・販売などが決まりました。
開催者のCO-さんはがらんのご近所さんです。
わざわざイギリスまで出かけて仕入れてこられた貴重な品の数々・・
1940年代から50年代のイギリスの小さな工房で作られた
オートクチュール用ハンドメイド・ガラスボタン。見ていてとても
かわいい宝石のようなボタンたちのお披露目、よろしかったら
あなたの大切なとっておきの一着にそっと飾り付けてみては
いかがでしょう。http://co-ws.com/info/index.html#c1
詳しくはギャラリーがらん西荻、ホームページ(上記)をご覧下さい。
あっとそれから、今田まりさんの「トンガリとホノ」の載っている
小学館おひさま8月号7月1日発売!書店でも、がらんの展示でも!
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