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2008年3月 8日 (土)

ギャラリーがらん日記・54

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http://www.gallery-garan.com/

がらんは、3月10日より、早稲田大学写真部春季展が始まります。

総勢90名の大サークルとのこと。

百花繚乱、ローリングストーンな感性が西荻の路地裏に

ゴロゴロ転がり込んでくるかも、です。

今回は、ギャラリーの屋外展示もちょっとあったり、です。

どうぞお楽しみに!

さて、見ました、読みました、久しぶりの江戸川乱歩。

「人間椅子」+ヤン・シュヴァンクマイエル挿画。

シュヴァンクマイエルは映像のシュールレアリストですが、

最近はコラージュアートでも、日本で人気のようです。

読んでみて興味深かったのは、

「気持ち悪い」という共有の感性を、どこまでアートできるか

という実験性です。

乱歩は文章で、ヤンはコラージュとイラストで。

そのシュールリアリスト的共鳴効果は、

フシギにもある種の滑稽さ、しいて言えば「可愛さ」を

生み出しているのですね。

この本を読み終えると、フシギフシギ、この人のはいった椅子が

人の心の中で自由に遊ぶイメージとして、なんだかやんちゃな

可愛いいたずら坊主にも見えてくる。

それは、ヤンのアートとこの本の装丁によって実現しています。

やんちゃ坊主の自由、とでもいうのでしょうか。

やんちゃなヤンは73歳。

オノデラくんはやんちゃですか?

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